Don't
It Make My Brown Eyes Blue
【アルフ第8話】 君にささげるロック |
|||||||||
◆ スコット(Sk) |
アルフ(A)
|
ウィリー(W)
|
ケイト(K)
|
リン(L)
|
ブライアン(B)
|
||||
キッチン 食事が終わりケイトが後片付けをしようとしている リンは電話に出ている
|
|||||||||
K
|
はいブライアン 持ってって | ||||||||
B
|
(お皿を運んでいく) | ||||||||
A
|
(ゲップをする)とってもウマかった でも オレの皿だけ肉が少なめだったね | ||||||||
新しいボーイフレンドだ |
K
|
野菜の方が からだにいいのよ | |||||||
L
|
ねえ聞いて 今の電話誰からだと思う? スコットがウチのガレージにバンドの楽器を置かせてほしいって言ってきたの | ||||||||
W
|
ウチは貸し倉庫じゃないよ | ||||||||
K
|
スコットって? | ||||||||
L
|
話したでしょ 学校の友達 | ||||||||
K
|
ああ | ||||||||
B
|
新しいボーイフレンドだ | ||||||||
L
|
ちがいますよーだ | ||||||||
A
|
ボーイフレンド? | ||||||||
L
|
いちど見せたいわ とってもステキなの | ||||||||
A
|
オレよりハンサム? | ||||||||
L
|
そうね タイプが違う 鼻は小さいし 毛モジャじゃないわ | ||||||||
A
|
あっそ | ||||||||
L
|
ねえパパ スコットはロックバンドをやっててね 楽器はいつも自分のウチのガレージにしまってるんだけど あしたスコットのパパがガレージセールやるんで 外に出さないとぜんぶ5ドルで売られちゃうって言うのよ いいでしょ | ||||||||
W
|
預かり料 時間5ドルでどうかな | ||||||||
L
|
すぐにでもウチに運びたがってるのよ | ||||||||
A
|
今夜? | ||||||||
L
|
ええ そうよ パパが認めてくれたらすぐくるって | ||||||||
A
|
じゃあ オレとの約束は? | ||||||||
W
|
約束? リンとしたのか | ||||||||
A
|
オレの部屋 模様替えすんの | ||||||||
L
|
ごめんねアルフ また別の日にしてくれない? | ||||||||
A
|
あっそ | ||||||||
L
|
ママ ピンクのセーター貸して | ||||||||
K
|
パパの返事次第ね | ||||||||
L
|
パパ スコットから相談受けた子は他に誰もいないの あたしだけなのよ | ||||||||
よかったね |
A
|
よかったね(そっぽを向く) | |||||||
L
|
お願いパパ2日間だけ | ||||||||
W
|
車の邪魔にならなきゃ使っていいよ | ||||||||
L
|
ありがと ママ | ||||||||
K
|
2番目の引出しよ | ||||||||
L
|
ありがと | ||||||||
A
|
ちぇ ひとりで壁紙貼んなきゃ | ||||||||
W
|
壁紙は上品なもので アイドル歌手のポスターなどはダメ ペンキもお断り | ||||||||
A
|
それじゃまるで 女子寮じゃないの | ||||||||
ガレージ リンがスコットといっしょに楽器を運んでいる
|
|||||||||
L
|
まだたくさんあるの? | ||||||||
Sk
|
もうちょいで終わり ホントにありがとう おかげで助かったよ | ||||||||
L
|
あの ジーメンのコンサートに呼んでくれたら うれしいんだけど | ||||||||
ドアーズってバンドも |
Sk
|
もうジーメンじゃないんだ 他に同じ名前のバンドがあってね ほらこれ(DOORSと書かれたドラムを見せる) | |||||||
L
|
ドアーズってバンドもあったんじゃない? | ||||||||
Sk
|
まさか ホントに? | ||||||||
L
|
かまわないじゃない こっちが本物と思わせればいいんだもの(笑う) | ||||||||
Sk
|
ねえ 金曜の夜なのに遊びに行かないの? | ||||||||
L
|
ううん 行くわ いつもはね でも・・・ あのつまり たまには家族と一緒にいたいのよ | ||||||||
Sk
|
ごめんね 僕のせいで大事な時間使わせちゃって | ||||||||
L
|
いいのよ さっき会ったから | ||||||||
A
|
(ガレージを覗く) | ||||||||
Sk
|
ねえリン | ||||||||
L
|
アルフ! | ||||||||
Sk
|
なんだい | ||||||||
L
|
なんでもないの 別に・・・ | ||||||||
Sk
|
あしたの夜 バスケットの試合があるんだけどさ もしよかったらいっしょに行かないか? | ||||||||
あたしと? |
L
|
あたしと? | |||||||
Sk
|
ああ でもダメならいいんだ | ||||||||
A
|
(また覗く) | ||||||||
L
|
ダメ! よ | ||||||||
Sk
|
ダメ? | ||||||||
L
|
そうじゃない 行くわ 面白そうだもの | ||||||||
Sk
|
じゃあ7時に迎えに | ||||||||
A
|
(さらに覗く) | ||||||||
L
|
(腕を振る) | ||||||||
Sk
|
どうしたの? | ||||||||
L
|
いいえ なんでも ハエが・・・ うるさくてね | ||||||||
アルフとブライアンが洗濯部屋(ココがアルフの部屋)の模様替えをしている
|
|||||||||
A
|
さあ ノリづけ完了 じゃ貼って | ||||||||
B
|
(窓に壁紙を貼る) | ||||||||
K
|
あなたたち 一体なにやってるの? | ||||||||
部屋の模様替えだよ |
B
|
部屋の模様替えだよ | |||||||
K
|
窓に紙をベタベタ貼るのは模様替えとは言いませんっ | ||||||||
A
|
オレの趣味だもん | ||||||||
K
|
はがしなさい みんな捨てるの ほらほら早くはがして ぜんぶごみ箱に入れるのよ | ||||||||
B
|
はーいママ | ||||||||
A
|
ケイト ちょっと聞いていいかな | ||||||||
K
|
いくらあなたの趣味でも 窓に紙を貼るのはダメ | ||||||||
A
|
いや 女性の気持ちについて知りたいの | ||||||||
K
|
女性にこんな趣味は(窓を指差す) ありません | ||||||||
A
|
でもさ 窓だって夜風は 寒いでしょ | ||||||||
K
|
聞きたいことって なんなの | ||||||||
A
|
オレあんたの意見を聞きたいの あんた美人だからさ | ||||||||
K
|
ん? | ||||||||
A
|
ホント ヨイショじゃないよ | ||||||||
K
|
ねえ わたしのことを誉めてくれるのはうれしいわ でもわたしは | ||||||||
A
|
はっ 美人で スタイルも抜群だ | ||||||||
その人の心をつかむ方法を知りたいのね |
K
|
ねえ話して なにを知りたいの | |||||||
A
|
つまり純情な男がさ 1人の美女に なんつうか参ってるわけ | ||||||||
K
|
またブルックシールズにファンレター? | ||||||||
A
|
あのね映画スターや有名人じゃなの 言っちまおう このウチの誰かさ | ||||||||
K
|
ああ(にっこりする) でその人の心をつかむ方法を 知りたいのね | ||||||||
A
|
そう ほいで あんたの場合はどうだったの? ウィリーはどうやって あんたを射止めたの? | ||||||||
K
|
あ ああちょっと待って いやだわ(吹き出す)・・・ そうね わたしたちが付き合っていたのは半年ぐらいだったんだけど ある時デートをしている最中に たまたま食べ物の話になったのよ それで わたしが好きな食べ物はマッシュルームスープだって言ったの そして 次の日車に乗ろうとしたら 車の中にマッシュルームスープの缶詰が 500個も入ってたのよ(ケイトは楽しそう) | ||||||||
A
|
あのウィリーが そんなアホなマネしたの? | ||||||||
K
|
アホなマネじゃないわ とても ロマンチックよ | ||||||||
A
|
なんか ほかにない? マッシュルーム以外に | ||||||||
K
|
そうね花束とか キャンディーとか 詩を書くのはどう? 女ってそういうものに弱いのよ だいいち 壁紙なんかよりずっと安上がりでしょ | ||||||||
A
|
詩を書く それで決まりだ オレメルマック星では天才って呼ばれてたんだ | ||||||||
それ ホームラン |
K
|
あなたが詩を? | |||||||
A
|
大ヒットがあんのよ 「ジェイストン ジェイストン 一発たのむ かっとばせ それ ホームラン」 | ||||||||
K
|
リズムはいいわね | ||||||||
A
|
ひらめいたぞ 「きみといっしょに ネコの味〜」 | ||||||||
K
|
アルフ | ||||||||